マンションの決済当日に忘れずに持参するものチェックリスト
マンションの売却金を受け取り、各種税金や管理費の精算を行なうなど、お金の授受がある「決済」の席は独特の緊張感が漂うものです。手塩にかけて売りに出したマンションですから、最後まで気を抜かず丁寧に応対して、お互いに「笑顔」で終わる取引にしたいですね。
スムーズな決済のためには、事前の入念な準備が肝心です。前日になって、「明日持っていくアレがない!」と慌てないために、下記のチェックリストで早めに確認、準備を進めるようにしましょう。
【書類・モノ関係】
□権利証
□実印(印鑑証明書に登録のもの)
□印鑑証明書
□身分証明書(運転免許証・保険証)
□マンションの評価を証明する書類(公課証明・評価証明)【不動産屋が準備】
□鍵、各設備の取扱説明書、管理組合の資料・手続きなど引き渡すべき書類
□その他、司法書士や不動産屋から指示のあったもの
【お金】
□司法書士への報酬
□仲介手数料(売買契約時に払った分を除いた残金)
□振込手数料
お金については、現金で用意できるならそれで構いませんが、決済日に売主さんから受け取った売却金の中から支払うパターンが多いでしょう。
決済は買主が住宅ローンを借りる銀行で行なうケースがほとんどです。
銀行関係者も立会いますから、受け取った売却金から必要な費用を差し引いた分を、住宅ローンの一括返済を行なうために、あなたのローンの支払い口座へ入金すれば良いのです。と言っても、現金が動くことは、ほとんどありません。伝票上でお金が動いて、通帳に記載される形になります。数千万円のお金を持ち歩く心配はしなくても大丈夫です。
ちなみにこのときの「振込手数料」は買主負担になります。これは。売主の都合で希望する口座に振り込むという事情だからです。
売買代金の一部を現金で受け取りたいという場合は、早めに金融機関へ伝えておきましょう。金額にもよりますが、1千万円以上のお金ですと、銀行側もあらかじめ準備しておく必要があるからです。
決済にかかる時間は1時間~1時間半も見込んでおけば大丈夫です。大切な日になりますから、移動時間も含めて、余裕を持ったスケジュールで臨んで下さい。買主さんから売却代金を受け取ったら、「領収書」を手渡して決済は終了となります。
決済が完了したら、売買代金が振り込まれた口座の記帳をしておきましょう。振込を確認し、ローンの残債が一括返済できていれば、めでたくマンション売却成功となります。