マンションの売買契約当日に必ず用意すべきものチェックリスト
売買契約を結ぶ大切な日が決まると、喜びと共に緊張感も高まります。関係者は時間を割いて集まるわけですから、不備のないようにして段取りよく契約を済ませたいものです。
売買契約当日に準備しておくべきものは下記の4つです。漏れのないように、前日までには、きちんとすべてが準備されているようにして下さい。
1.印鑑
契約書には、押印する箇所が複数あります。三文判でも認印でも構いませんので、印鑑を準備しておきましょう。なお、決済の時には、実印が必要になります。
2.身分を証明するもの
運転免許証か保険証です。契約に来た人が、本当にマンションの所有者当人かを確認するために必要となります。
3.印紙代
契約書に貼るために、税法で定められた金額の印紙が必要です。印紙そのものは、不動産屋が準備して持ってくるのが一般的ですので、あなたは代金を準備しておきましょう。印紙代は売買価格によって異なります。1,000万円を超え、5,000万円以下の場合、1万5千円です(平成25年3月31日までの軽減税額)。
4.仲介手数料
原則として、仲介手数料は取引完了後に一括して払うもの。ですが、都道府県の条例により「不動産業者は契約時に仲介手数料の半金、決済時に残金を受領してもよい」とされているため、実際には契約時に半金請求という不動産業者が多いようです。
ただし、これは交渉で、「手持ちのお金がないから」と決済時に全額まとめて支払うことも可能。その場合は、早めに不動産屋に相談するようにしましょう。
以上、4つが必ず必要となるものです。その他に、あれば持っていくと喜ばれるものとして、
マンション購入時のパンフレットや資料
が挙げられます。
契約の際には、設備の状況と引き継ぎ事項を記した「付帯設備の確認書」も取り交わします。エアコン、給湯器、食器洗い乾燥機、ウォシュレット、床暖房など、マンションにある設備の動作確認をして状況を引き継いだり、残していくか取り外すかの判断をしたりするためです。
このとき、パンフレットや自分で撮影した室内の写真があれば、説明も伝わりやすくなります。このような細かな心配りが、誤解を避け、後々のトラブルを防ぐことにもつながるのです。